ラエンネック
ラエンネック
治療方法(施術内容・治療について)
■ラエンネックとは
ラエンネックはヒト胎盤(プラセンタ)から生理活性成分を抽出した医療用薬品です。
ラエンネックは代表的なプラセンタ注射薬のひとつで、50年以上の歴史があり厚生労働省から認可を受けている薬です。
メーカーや製品によってプラセンタエキスの濃度が違いますが、ラエンネックは他の注射薬に比べて一番プラセンタエキスの濃度が濃い薬で、さらには治験の際の症例数が多いため安全性にも優れています。
プラセンタは胎児の発育に必要不可欠な細胞増殖因子やアミノ酸やビタミン、ミネラル、酵素など多くの栄養素を豊富に備えており細胞の働きを正常化する作用もあるため、自然治癒力を高める薬として注目を集めています。
ラエンネックの治療について
ヒト胎盤から抽出したヒト胎盤エキス(プラセンタ)の注射薬「ラエンネック」を皮下・筋肉に注射する治療です。(プラセンタ療法)
当院で行うプラセンタ療法は、ラエンネックを他の薬とは混ぜずに原液をそのまま注射します。そのため短時間で済み、痛みがほとんど無い注射なので気軽に受けられます。
主な作用として、肝疾患の場合ウイルスやアルコールで線維化した肝組織を修復します。細胞1個1個の組織呼吸や新陳代謝を高め、細胞機能の活性化、肝臓などに沈着した脂肪を減少させます。またコラーゲン生成をサポートし、美肌・美白効果が期待できるなど、様々な薬理作用があるため効果は多方面におよびます。
定期的に継続して注射することで、美肌、美白、健康維持することができます。
ラエンネックの注意事項
現在確認されている細菌やウイルスは、高圧蒸気滅菌を行うことで死滅・不活性化することが証明されていますが、未知のウイルスに対しては完全とは言い切れないため、感染リスクを100%排除しているとは言えません。
解明されている範囲ではヤコブ病の感染リスクはないと考えられていますが、異常プリオンによって発症するヤコブ病はプリオンの変異や感染などのメカニズムに複数の説があり、理論上において感染リスクを完全に否定することができません。そのため、ヒトプラセンタ製剤使用経験者による献血は制限されています。
ヤコブ病感染の原因物質となる異常プリオンは、今のところ血液から検出する方法がありません。そのため厚生労働省がヤコブ病感染防止対策の一環として、献血血液の検査方法が確立するまでの暫定的な措置として、献血制限が実施されています。
使用されてきた過去50年以上の間、プラセンタ注射薬による感染症の報告は1例もありませんが、今後新たなウイルスや感染症が発生する可能性を否定できないため、今後起こり得るプラセンタ注射薬による感染症も100%否定することはできません。
基本情報
施術時間 | 数分 |
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麻酔・麻酔方法 | ありません |
通院日 | 2週間に1回のサイクルで注射 (個人差によります) |
通院回数 | 1ヶ月に2回くらい(個人差がありますので、ご自身の体調に合わせて調整していく必要があります。) |
抜糸 | ありません |
入浴 | 入浴、シャワーともに制限はありません |
洗顔・化粧 | 当日から |
ダウンタイム | 注射直後に腕が重くなることがありますが数秒~数分で元にもどります。 |
保険適応 | 適応外 |
注意事項 | 主な副作用として、注射部位の疼痛、過敏症、注射部位の硬結、頭痛、肝機能障害が報告されています。またヒト組織由来のタンパク、アミノ酸などを含有する製剤であるため、ショックを起こすことがあります。ラエンネックの投与を受けてこのような症状が出た場合、あるいは不安に思われた場合は必ず担当医師にご相談ください。 |