

広範囲な刺青でなければ切縫除去することが可能です。
切縫除去の場合は深い組織まで入っている刺青色素を切除しても、最終的には縫い合わせますので皮フへのダメージが少ない刺青除去手術です。
切縫除去は比較的ダウンタイムが少ない手術で、最小限のキズ跡で刺青を除去することが可能です。
関節など皮フが動作の影響を受けやすい部位は切縫するデザイン(方向)を間違えると、関節が曲がりにくいなどの弊害が起こります。そのため、関節部位は刺青の状態によっては切縫除去ができないケースがあります。
切縫除去後は緊張のかかっている皮フが徐々に伸びるため、縫合後は線状だった傷が皮フの伸縮に伴い幅のあるキズ跡になる場合があります。
分割切除で刺青を除去する場合は1回目の切縫除去後2回目の手術は再度切除するために必要な皮膚の余裕ができるまで行えません
皮膚の伸縮が大きい部位や筋肉が発達している部位に刺青のある方、また分割切除を行った際に皮膚の伸び具合が悪い方などは、刺青除去が終了するまでに時間のかかる場合があります。
無理をして1回で切縫除去をすると傷口が開いたりすることもあり、その結果傷の回復が遅いと目立つ傷跡が残ります。
施術時間 | 30分~ ( 刺青の大きさによって異なります ) |
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麻酔・麻酔方法 | 局所麻酔 |
通院日 | 翌日/抜糸/1ヵ月後 ( 状態により異なります ) |
通院回数 | 3~5回 ( 状態により異なります ) |
抜糸 | 1週間~2週間後 (医師の指示によります )※ 緊張の少ない場合は1週間で抜糸できますが、状態によっては2回に分けて抜糸する場合もあります。 |
入浴 | シャワー : 翌日から ( 患部は濡らせません ) 入浴 : 抜糸後 ( 医師の指示によります ) |
洗顔・化粧 | 患部以外ならば当日からOK |
ダウンタイム | 手術後24時間安静を保つために包帯を巻きます。また、抜糸が済むまでは ガーゼ固定が必要となります。 動作の変化が大きい部位は抜糸まで包帯を巻く場合があります。 基本的には抜糸が済むまで患部は濡らせません。 |
保険適応 | 適応外 |
注意事項 | 抜糸が済むまでは患部がつっぱる動作は控えてください。 また、抜糸後も急激に皮フがつっぱる動作は極力避けた方が良いでしょう。 キズ跡の広がりを防ぐために、抜糸直後からしばらくの間はテープ固定を続けた方がキズ跡はきれいに治ります。 |
抜糸後のテープ固定は傷跡が広がらないように傷跡をキレイに保つためのものです。
皮膚の組織が回復するまでには半年~1年はかかりますので、なるべく長くテープ固定されたほうが傷跡はキレイになります。
縫い合わせた傷は1本の線になります。
抜糸直後は赤みがありますが時間の経過と共に目立たなくなり、いずれは白い線となります。
刺青の入っている部位や皮膚の伸び具合、刺青のデザインによって違いますが、最短で3ヶ月~半年以上待ってから2回目の手術を行います。
動作の影響を受けやすい部位に刺青がある場合や皮膚の伸び具合が悪かったりすると更に時間がかかることもあります。
刺青の入っている部位や皮膚の伸び具合、刺青のデザインによって変わってきます。
ご状態によっては2回、3回と分けて切除(分割切除)する場合もあります。
タトゥーの入っている皮膚を切り取り、縫い合わせる手術なのでタトゥーを消すことが可能です。
約半年~1年で、徐々に傷が目立ちにくくなっています。
手術中は麻酔を行いますので、痛みはございません。
また手術後には痛み止めのお薬を処方させていただいております。
個人差や刺青のデザインにより異なりますが、1回の手術で皮膚を全て切除しきれない場合(分割切除)、2回目の手術は最短で3ヵ月~半年以上待ってからになります。個人差、部位によっては更に時間がかかることもございます。
手術後は、翌日診察、1週間後に抜糸を行い、1ヶ月後に経過診察となります。(状態により異なる場合もございます。)