目の下のクマや小ジワに効果があるベビーコラーゲン注入とは

目の下のクマや小ジワに効果があるベビーコラーゲン注入とは

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目の下のクマや細かなシワに効果があるベビーコラーゲン注入とは

目の周りは皮膚が薄く、とてもデリケートな部分です。血行不良や皮膚のたるみ、色素沈着が目立ちやすくて「クマ」の原因となります。朝、鏡を見たときに目の下のクマがあると、疲れた印象や実年齢より老けて見られため、気にしている人が多くいらっしゃいます。
睡眠不足やストレスが続くと青クマが目立つようになり、メイクでは隠しにくくなります。年齢とともに目の下の脂肪が減少したり、皮膚がたるんだりすることで影ができ、黒クマや凹みが気になってくることも。。。
目の下のクマは顔の印象を左右しやすく、第一印象や写真写りにも影響するため「どうにかして改善したい」と感じる人が多いのです。

ベビーコラーゲンとは?

目の下のクマを解消するベビーコラーゲン注入の特徴

ベビーコラーゲンとは、Ⅰ型コラーゲンとⅢ型コラーゲンを50:50で配合したヒト胎盤由来のコラーゲン製剤です。Ⅲ型コラーゲンを豊富に含んでいる点が特徴で、赤ちゃんの肌に多く存在する成分であり、柔らかさや弾力、再生力を支える役割を果たしています。加齢とともにⅢ型は減少していくため、肌のハリや潤いが失われ、シワやたるみが目立ちやすくなります。不足していくⅢ型を補うことで、肌本来の若々しい質感を取り戻すことが期待されています。
また、ベビーコラーゲンは目元のクマや目尻の小じわといったデリケートな部位に適しており、皮膚になじみやすく自然な仕上がりが得られるのが魅力です。アレルギー反応や炎症のリスクが抑えられているため、敏感な目元にも安心して施術できます。Ⅲ型コラーゲンの働きによって肌の再生力が高まり、ハリや弾力の改善にもつながります。

ヒアルロン酸注入との違い

同じ注入治療で比較されるのにヒアルロン酸注入があります。
ヒアルロン酸は水分保持力に優れ、ボリュームを出したり、シワを内側から持ち上げる効果に優れています。ベビーコラーゲンは肌に馴染みやすく、自然な仕上がりを目指しやすい特徴があります。さらにⅢ型コラーゲンが自身のコラーゲン生成を促す作用が期待されるため、時間の経過とともに肌質の改善が狙える点もヒアルロン酸との違いです。ベビーコラーゲンは、細かいシワやクマなどデリケートな部分の改善に適しています。

目の下や目元治療に選ばれる理由

目の下や目尻は皮膚が薄く、ヒアルロン酸を注入に失敗すると凹凸が目立ったり、不自然な仕上がりになってしまうことがあります。
ベビーコラーゲンは滑らかで皮膚へのなじみが良く、自然に仕上がりやすいため、目の下のクマや小じわ、浅いシワの治療に選ばれます。「大きな変化は避けたいけれど、自然に若々しくなりたい」「美容施術をやったのをバレたくない」というニーズに応えやすい治療です。

目の下のクマはセルフケアで消せる?

目の下のクマの悩みを解決する方法には、スキンケアで保湿を徹底したり、生活習慣の改善により血行を促してみたり、高価なアイクリームを試してみるなど多くの方法があります。
ただ、目元の悩みをセルフケアで解消するのが難しい部位です。セルフケアだけで目の下のクマを改善するには時間がかかったり、全く効果が得られなかったりする場合もあります。クマの種類や原因によって適切なケアが異なるため「何をすればよいかわからない」という声もよく聞かれます。
その中で、美容医療の力を借りて目元の悩みを解消する人もいます。

目の下のクマを解消するベビーコラーゲン注入の特徴

ベビーコラーゲンは年齢とともに失われる肌の弾力やハリを補うために、Ⅰ型コラーゲンとⅢ型コラーゲンが50:50で配合されたヒト胎盤由来のコラーゲン製剤です。特に目元のクマや目尻の小じわといったデリケートな部分への効果が期待されており、肌に馴染みやすく、自然な仕上がりが得られるのが特徴です。アレルギー反応や炎症のリスクが抑えられているため、敏感な目元にも安心して施術できると言われています。
また、ベビーコラーゲンにはⅢ型コラーゲンが豊富に含まれているため、肌の再生力を高める働きがあります。

目の下のクマ(青クマ、茶クマ、黒クマ)の原因

黒クマ

目の下のクマの中でも黒クマは目元に黒い影が見えるタイプです。加齢に伴い目の周りの筋肉が弱まり、靭帯が緩むことで目の下の脂肪(眼窩脂肪)が前に押し出されます。この膨らみが影を作り、黒クマとして目立つようになります。
加齢とともに黒クマは悪化して目立ちやすくなることがあります。
また、肌の弾力が低下することで皮膚がたるみ、影がさらに強調されるようになります。コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸は繊維芽細胞によって作られ、肌の内部で弾力を維持していますが、加齢や紫外線、生活習慣の乱れによって減少してしまいます。特に目元は皮膚が薄く、ハリや弾力が失われると影ができてクマが目立つようになります。

青クマ

青クマは睡眠不足や疲れ、ストレスが原因で血行不良が起こり、目の下の毛細血管が透けて見えることで発生します。青クマや黒クマが目立つと、疲れた印象や年齢以上に老けた印象を与えやすくなります。

茶クマ

茶クマはメラニン色素の沈着によって起こります。主な原因は、紫外線の影響、目元を強くこする習慣、不適切なクレンジングや洗顔などがあります。

目の下にベビーコラーゲンを注入するメリット

ベビーコラーゲンは肌に馴染みやすく自然な仕上がりで、目元の小じわや目の下の青クマ、黒クマなどの目元のデリケートな部分への効果が期待できます。

ベビーコラーゲンで目の下の青クマや黒クマの凹みの改善

血管が透けて見える青クマや、加齢による皮膚のたるみで目立つ黒クマにベビーコラーゲンを注入することで、目元の悩みを改善する効果が期待できます。
ヒアルロン酸には水分を吸収して膨らむ性質があるため、皮膚の薄い目の周りへの注入治療では、凸凹が目立ったりチンダル現象が生じたりするなど、不自然な見た目になることがあります。
ベビーコラーゲンは体内のコラーゲンと結びつきやすく、自然な仕上がりで違和感がありません。注入することで、皮膚のたるみやくぼみによる黒クマの影を目立たなくし、血管が透けて見える青クマも改善することが期待できます。

目元の小じわとクマ、ハリの改善

目の下は皮膚が薄く、血行不良や加齢による変化が現れやすい部位です。青クマや小じわは多くの人が悩んでいます。ベビーコラーゲンのⅢ型コラーゲンには肌の再生能力を高める働きがあり、皮膚の浅い部分にも自然に馴染みやすいため、目元のちりめんジワや浅いシワやクマを目立ちにくくする効果が期待できます。保湿不足や紫外線ダメージなどによる乾燥や加齢による目元の小じわにもアプローチし、ふっくらとしたハリや弾力のある目元への改善につながります。また、肌にハリが出ることで、若々しく明るい目元を取り戻す効果も期待できます。

自然な仕上がりの目元とエイジング効果

ベビーコラーゲン注入の大きなメリットに「自然な仕上がり」があります。周囲の組織と馴染みやすいため、目元の繊細な部分や浅いシワの改善には、ヒアルロン酸よりも自然な仕上がりが期待できます。ナチュラルな印象を保ちながら、目元の悩みを効果的に解消することができます。
「治療したことが分かりにくい」「自然に見える」という点は、目元の治療においてとても重要です。ナチュラルな印象を保ちながら、目元の悩みを効果的に解消することができます。
さらに、ベビーコラーゲンは、皮膚が薄い目の下でも不自然に膨らむことが少なく、透明感や柔らかな質感が得られるのが特徴です。ヒアルロン酸と比べても、より自然な仕上がりが期待でき、微妙な凹みの改善にも適しています。

目元の肌の再生力をアップ

ベビーコラーゲンにはⅠ型とⅢ型コラーゲンが含まれています。Ⅲ型コラーゲンは、創傷治癒の初期段階で増殖しⅠ型コラーゲンに置き換わることで治癒が進むため、組織再生には重要なコラーゲンです。ベビーコラーゲンを注入することで肌の再生能力をサポートし、目元にハリや弾力を内側から取り戻すことができます。

ダウンタイムが短い

ベビーコラーゲン注入のダウンタイムは短く、施術後は軽い腫れや内出血が出ることもありますが、ほとんどの場合は数日で落ち着きます。そのため、忙しい方でも気軽に受けられます。

アレルギーリスクが少ない

ベビーコラーゲンはヒト由来のコラーゲンをベースにしており、アレルギー反応が起こりにくく、異物感や拒否反応のリスクが低いのも特徴です。目元は皮膚が薄く敏感な部位なので、刺激や副作用が少ない製剤が望まれます。

ベビーコラーゲン注入は目の下のクマや凹みを改善し、目元に若々しさと明るさを取り戻せる施術ですが、施術前には自分のクマのタイプや状態を確認し、信頼できる医師に相談することが大切です。

ベビーコラーゲン注入が向いている人・向いていない人

ベビーコラーゲンが向いている人(浅いクマ・細かいシワ・自然な仕上がりを希望する人)

ベビーコラーゲンは、肌の弾力を支える成分を補うことで、ふっくらとした質感を取り戻す効果が期待できます。そのため、目の下に浅いクマがある方や、小じわが気になり始めた方にお勧めです。繊細で自然な仕上がりを得やすいため、「ナチュラルにエイジングケアしたい」という方には向いています。
また、肌に潤いを与えながらハリを高めていく作用があるため、加齢によって乾燥や弾力不足を感じている方にもお勧めです。顔全体の印象を柔らかく整えることが可能です。

ベビーコラーゲンが不向きな人(脂肪が多いクマ・強いたるみ・外科治療が必要な場合)

ベビーコラーゲンはすべてのクマやシワに適しているわけではありません。目の下に脂肪やふくらみが強いクマや、皮膚のたるみが大きくなっている場合は、注入だけでは改善が難しいことがあります。そのようなケースでは、脱脂手術やリフトアップといった外科的な治療が必要になることがあります。
また、深いシワや大きなボリュームの変化を希望する方には、ヒアルロン酸注入のほうが適していることもあります。ベビーコラーゲンはあくまで細かいシワや浅いクマ、肌質改善に向いている治療であることを理解し、医師と相談しながら自分に合った方法を選ぶようにしましょう。

ベビーコラーゲン注入で後悔しないための医師・クリニック選びのポイント

ベビーコラーゲンの注入は、肌の薄い目の下や細かいシワが気になる部位に行うため、繊細な技術が求められます。同じ施術でも、担当する医師の経験や技術力によって仕上がりや満足度は大きく変わります。失敗や後悔を避けるための注意点を紹介します。

一回の注入量で多く入れ過ぎない

ベビーコラーゲンはヒアルロン酸に比べて粒子が細かく、自然ななじみや仕上がりが期待できる一方、注入層の深さや量の調整が難しいという特徴があります。
経験の浅い医師が施術すると、ベビーコラーゲンの注入量が多すぎて、見た目が不自然になったり、白く凹凸が透けて見えたり、膨らみやしこりが出来てクマが余計に目立ったりするリスクもあるため、細かな調整を行える熟練の技術が欠かせません。
ベビーコラーゲンにはヒアルロン酸のような分解注射がないため修正ができません。失敗をしたら自然に体内に吸収されるまで待つしかありません。施術経験がしっかりある医師は、患者一人ひとりの肌質や目元の構造を見極め、適切な部位に最適な量を注入できます。

仕上がりイメージを医師と確認する

ベビーコラーゲンは注入後の修正ができないため、カウンセリング時にしっかりと医師と施術部位や注入量、肌の状態を確認し、「自然な仕上がりにしたいのか」「はっきりとした変化を出したいのか」など、仕上がりのイメージを共有しましょう。
施術前のカウンセリングでは、医師の説明が丁寧かどうかをしっかり確認することが大切です。どの部位にどの程度注入するのか、使用する製剤の特徴や持続期間はどうか、副作用やダウンタイムが出た場合にどのように対応してもらえるのかを具体的に聞いておきましょう。
当院では、丁寧なヒアリングで適切な部位や量などをご要望に合わせてご提案をいたします。

信頼のできる医師・クリニックを選ぶ

注入治療は手軽に行える治療ですが、十分な知識や技術が不足しているクリニックや医師も増えています。クマの種類によってはベビーコラーゲンでは改善できないクマもあります。失敗を防ぐためには、医師の技術力や経験が重要です。注入部位や量を適切に判断できるかどうか、クマの症状を正確に診断し、お悩みやリスク、副作用について丁寧に相談に応じてくれるか、医師の治療実績が多いかなどを確認しましょう。
また、ご自身でもリスクやデメリットをしっかり理解した上で、信頼できるクリニックと医師を選択するようにしましょう。

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1952年(昭和27年)12月29日、長野県木曽福島町に生まれる。1967年(昭和42年)4月に長野県上田高等学校へ入学、高校在学中の1970年(昭和45年)8月から1971年(昭和46年)7月までアメリカ合衆国マサチューセッツ州ミルトン・アカデミー高校へ留学、同年7月に卒業した。1972年(昭和47年)3月に上田高等学校を卒業後、同年4月に東京大学理科三類へ進学。東京大学では医学を専攻し、1979年(昭和54年)3月に東京大学医学部医学科を卒業。

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