ホクロ除去 <電気焼灼>
ホクロ除去 <電気焼灼>
治療方法(施術内容・治療について)
- 外科手術の際に止血や電気メスとして使われる高周波電気治療器でホクロを除去します。
- 高周波電流の熱を利用してホクロの表面をなでるように削りホクロの原因となる細胞を破壊します。
- この治療は深い組織まで削ってしまうと傷跡が残るため皮膚表面の表皮から真皮の浅層までに削る深さをとどめて傷跡を残さない事が重要です。
- 医師の手作業による治療なので、微妙な深さでもコントロールして削ることができます。 ホクロの細胞が存在する皮膚の層に合わせてメラニン色素を目で確認しながら除去します。
- 電気メスでホクロを除去する場合は、厚さ1㎜もない表皮を薄く削ることができる医師の技術が必要になります。
効果
ホクロの原因となる細胞が真皮の浅層までにとどまっているホクロに効果的で、ほとんど傷跡にならずにホクロを除去できます。
切開除去ができない部位にある隆起したホクロなども、医師の手作業で隆起した部位だけを取り除く事が可能です。
高周波電流の熱を利用しているためほとんど出血することはありません。
デメリット
真皮層の深い組織にホクロ細胞がある場合は1回の治療では除去できないことがあります。
深いところまであるホクロを無理をして削るとキズ跡が残り、凹んだキズ跡になることもあります。
深く削るとキズ跡が残るため、深くまでホクロ細胞があった場合は深いところのホクロ細胞は残しホクロの再発を確認してから再度治療することをお勧めします。
基本情報
施術時間 | 3分~ ( 除去するホクロの個数によって異なります ) |
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麻酔・麻酔方法 | 表面麻酔 or局所麻酔 |
通院日 | 翌日/1ヶ月後 ( 状態によります ) |
通院回数 | 1回~3回 ( 状態によります ) |
抜糸 | ありません |
入浴 | シャワー : 当日から ( 患部はこすらない ) 入浴 : 当日から ( 患部はこすらない ) ※ 術後の反応には個人差があり、状態により異なるため医師の指示によります。 |
洗顔・化粧 | 洗顔 : 当日から ( 患部はこすらない ) 化粧 : 当日から ( 患部は避けて ) ※ 患部が乾燥したらお化粧は可能です。 |
ダウンタイム | 治療直後は赤みがありますが、創傷部位が乾いてくると共に うすいピンク色になります。 表皮の再生と共にピンク色から茶色へ変化し 一時的に炎症後の色素沈着が現れる場合があります。 皮フの個人差によって経過は異なります。 |
保険適応 | 適応外 |
注意事項 | 表皮を削っているため外的刺激に弱くなっています。 表皮が再生するまでは擦ったりしないように気をつけてください。 治療後の患部は通常の皮フより紫外線の影響を受けやすくなっています。 必ず日焼け止めを使用し、紫外線を避けてください。 |
よくある質問
- レーザーと電気焼灼の治療はどう違うのですか?
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電気焼灼やレーザーはホクロ細胞のメラニン色素を目で確認しながら少しずつ削る事ができますが、医師の手作業による電気焼灼に比べるとレーザーは微妙な深さのコントロールはできません。技術のある医師であればどちらの方法も大きな差はありませんが、ホクロの状態に合わせて除去方法を選択したほうが良いでしょう。
- 鼻先に出っぱった黒いホクロがあります。切開すれば1回で取れますか?
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鼻先の皮膚を切り取ると鼻の形にも影響するため通常切開では除去しません。
顔の中でも鼻先は皮脂腺が活発なところで他の部位に比べて傷アトが残りやすい場所なので電気焼灼かレーザーで除去することをおすすめします。その場合、傷アトにならないように除去すると再発する可能性があり、再手術が必要になることもあります。 - ホクロ除去の電気焼灼した後、再発しませんか?
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ホクロ細胞が深くまである場合は再発する可能性があります。そういった場合は1度で取ろうと深く削ると傷跡が残るため、深いところのホクロ細胞は残し、ホクロの再発を確認してから再度治療することをおすすめしています。場合によっては切開し除去し縫合することもあります。
- ホクロ除去の電気焼灼の傷跡は残りますか?
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この治療は深い組織まで削ってしまうと傷跡が残ってしまうため、皮膚表面の表皮から真皮の浅層までに削る深さをとどめることで傷跡を残さないようにしております。
- ホクロ除去の電気焼灼の術後、通院は必要ですか?
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通常翌日と1ヶ月後に経過観察に通院していただきます。また何かございましたら早めの診察にお越しいただくことをおすすめしております。
- ホクロ除去の電気焼灼はどのくらいの時間がかかりますか?
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施術時間は3分~で除去するホクロの個数によって異なります。
- ホクロ除去の電気焼灼は痛いですか?
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表面麻酔または局所麻酔をしますので手術中に痛みを感じることはありません。
- ホクロ除去の電気焼灼後、傷が治るまでの期間はどのくらいですか?
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傷が治る期間は個人差がありますがホクロの深さによって変わってきます。
深い場合は数ヵ月、浅い場合は1~2週間で完治していきます。 - 唇にあるホクロでもホクロ除去の電気焼灼で取ることはできますか?
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唇にあるホクロでも電気焼灼で除去することは可能です。医師の手作業による治療なので微妙な深さでもコントロールして削ることができます。
- ホクロ除去クリームは効果あるのでしょうか?
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ホクロ除去クリームは日本国内の正規ルートでは販売しておらず、海外から直接輸入して購入するため商品の中には日本の安全基準を満たしていないものもあります。クリームをつけた患部が逆に悪化してしまうという可能性も高いため安易な自己処理はおすすめできません。安全な治療をするためにまずは専門の医療機関を受診していただくことをおすすめしております。