

【乳管を切らない方法】
【乳管を切る方法】
陥没乳頭の治療をするにあたっての最大のメリットは、見た目が良くなることです。また、乳頭を露出させることで授乳が可能になります。
乳頭が露出していると感染のリスクが減りますので、乳腺炎を起こすリスクを回避する事が出来ます。
乳腺炎は乳腺(母乳を作る器官)が炎症を起こす病気で、放置すると乳腺の正常な部分まで破壊され激しい痛みを伴います。
この様に陥没乳頭の手術は美容面だけではなく健康や機能面からも大きなメリットがあるといえます。
陥没の程度が強くなるほど、乳頭が内側へ引っ張られる力が強いといえます。その場合は、まれに元に戻ってしまうことがあります。
程度の強い陥没乳頭ほど、乳頭を露出した形を作ることが難しいといえます。
乳管を切る方法で陥没乳頭の手術をする場合、一度切った乳管を繋げることはできませんので、手術後に授乳を行うことはできません。
施術時間 | 60分 |
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麻酔・麻酔方法 | 局所麻酔 |
通院日 | 翌日 / 抜糸 / 経過観察 |
通院回数 | 3回 |
抜糸 | 1週間~10日後 |
入浴 | シャワー : 翌日(患部は濡らさないように) 入浴 : 抜糸後(医師の指示によります) |
洗顔・化粧 | 特に制限はありません |
ダウンタイム | まれに内出血が出る場合がありますが、10日くらいで黄色くなり2週間くらいで色は徐々に消えていきます縫合した部分には黒い糸がついています。 特に、乳頭を牽引した状態で固定した場合は抜糸まで患部を圧迫しないようにしてください。 手術後1~2週間くらいは腫れる場合があります。 |
保険適応 | 適応外 |
注意事項 | 患部に負担がかからないように、抜糸が済むまでブラジャーの使用は控えてください。 抜糸までは糸がついていますので、引っかけないように衣服の着脱の際は気を付けてください。 縫合した傷が擦れないようにガーゼなどで患部を保護してください。 傷口に血液が固まりかさぶた状になる事がありますが、自然に取れるまで無理に剥がさないでください。 手術後3日間くらいは締め付けの強い下着の着用は控えてください。 |
乳頭の部分は、元々シワシワしていて、一般的に誰でも肌の色より若干黒い色素になっています。白い切開線がしばらく見える場合がありますが、シワとも同化してしまうので通常傷跡はほとんどわからなくなります。
仮性の陥没乳頭の手術を行う際には、母乳の通り道である乳管を傷つけないように細心の注意を払っていますので授乳に問題はありません。
しかし、真性の陥没乳頭の場合は乳管を切る事があります。その場合、授乳を行う事はできません。
また、陥没の程度が強い場合は手術後に元に戻ってしまい授乳ができないケースもあります。
手術後は安静にしていただき、抜糸が済むまでスポーツは控えてください。
手術中は局所麻酔を行うので痛みはほとんど感じることなく手術をすることができます。術後も痛み止めを処方するのでご安心ください。
白い切開線がしばらく見える場合がありますが、シワと同化してしまうので傷跡はほとんど目立たないです。
陥没の程度が強くなるほど、乳頭が内側へ引っ張られる力が強いといえます。その場合は、稀に元に戻ってしまうことがあります。
切除縫合した部分が、時的に感覚が鈍くなることがありますが、傷の修復と共に感覚は戻っていきますのでご安心ください。
手術直後麻酔が効いた状態の時に乳頭を糸で牽引した状態で固定しておくことで再発予防になります。抜糸までは患部を圧迫しないようにしてください。
通常手術で陥没した乳頭は改善することができます。
ただ、陥没の程度が強くなるほど乳頭を露出した形を作ることが難しくなります。一度診察にお越しいただきご相談ください。