涙袋ヒアルロン酸注入の失敗例、デメリットと失敗しないために

涙袋ヒアルロン酸注入の失敗例、デメリットと失敗しないために

目が大きく見えて若々しく可愛らしい印象を与える涙袋。メイクで涙袋を描くと、目元にボリュームを出して若々しく魅せられますが、メイクのテクニックと時間が必要になるため、すっぴんを見せられない思っている方もいます。

ぷっくりとした涙袋をつくるヒアルロン酸注入

涙袋は眼輪筋と呼ばれる筋肉の発達によって形成されますが、眼輪筋は加齢に伴って衰えるため、涙袋も徐々にボリュームを失っていきます。また、スマホやパソコンの長時間の使用やコンタクトレンズの着用などは、目元の筋肉に過度な負担を与えるため眼輪筋の衰えに影響があります。
いつまでも若々しい目元でいたい、メイクで涙袋を作るのをやめたいと思っている方には、涙袋のヒアルロン酸注入がお勧めです。
涙袋にヒアルロン酸を注入するメリットは、目が大きく見えるようになる、小顔に見える、目元の印象が明るくなる、若々しい印象になる、タレ目で優しい印象になることが挙げられます。また、ダウンタイムが短い、メイク時間を短縮できるといったメリットもあります。

ヒアルロン酸で涙袋を作る前に知っておきたい失敗例

涙袋を形成するヒアルロン酸注入は手軽で人気のある施術ですが、目の下の皮膚の薄くてデリケートな部分に注入するため、他の部位に比べると繊細な施術になります。そのためリスクや失敗例もあります。

変化がない

涙袋形成を受けたのに、思ったほど変化が出ないと感じる場合があります。
原因は注入したヒアルロン酸の量が適正でなかったり、使用したヒアルロン酸の種類と合わなかったり、そもそも涙袋が膨らみにくい目元の場合があります。

左右差がある、デザインがおかしい

もともと人の目は左右対称ではありません。医師の技術不足、経験不足で目の左右差を確認せずに注入すると、左右で涙袋の大きさが異なることがあります。また注入の方法が適切でないと、凸凹した仕上がりなど満足できるデザインにならないことがあります。

皮膚が伸びる

涙袋を作るために、ヒアルロン酸を過剰に注入したり、短期間に何度も追加注入したりすると皮膚は過度に膨らませられて伸びてしまいます。ヒアルロン酸は水分を吸収して膨らむ性質があるため、過剰な注入は皮膚に負担をかけ、たるみやしわの原因となる可能性があります。

バレやすい場合がある

ヒアルロン酸注入による涙袋形成は、ダウンタイムがほとんどなく傷跡も目立ちません。また、自然な涙袋を作ることができるため、基本的にバレることはほとんどありません。しかし、ヒアルロン酸を打ち過ぎると見た目が大きく変化したり、不自然な形や大きさになったりします。また注入箇所や量を失敗すると凹凸ができると、ヒアルロン酸注入をしたことが周囲にバレてしまう原因になります。

馴染むまで時間がかかる

涙袋にヒアルロン酸を注入した場合、個人差がありますが、ヒアルロン酸が馴染むのに1週間ほどかかります。施術直後は注入部位が膨らんだり凹凸ができたりすることがありますが、施術の経過とともにこれらの症状は治まっていきます。

チンダル現象が起こる

目元の皮膚は薄いため、ヒアルロン酸の注入する層が浅かったり、注入量が多かったりすると、肌の表面から透けて青っぽく見えチンダル現象が起こることがあります。
チンダル現象が目立って気になる時は、ヒアルロニダーゼ(ヒアルロン酸分解注射)でヒアルロン酸を分解する治療が必要になります。

タレ目になる可能性がある

失敗ではありませんが、涙袋へのヒアルロン酸注入によって、タレ目の印象が強調されることがあります。直接的なタレ目を作り出す効果はありませんが、涙袋が膨らみ、目の下のラインが下に引っ張られることで、下まつげがより鮮明に現れ、タレ目のような印象になる可能性があります。

涙袋をつくるヒアルロン酸注入のデメリット

涙袋にヒアルロン酸を注入するには、デメリットやリスクもあります。

定期的に繰り返す必要がある

ヒアルロン酸は元々体内に存在する物質で、時間とともに徐々に吸収されます。ヒアルロン酸を注入すると、低架橋のもので約1〜2か月、高架橋のもので1年以上効果が持続しますが、その後は徐々に体内に吸収され、元の涙袋の形に戻ってしまいます。涙袋を持続させたい場合は、定期的にヒアルロン酸注入を受ける必要があります。

内出血や腫れが出る

目元など皮膚が薄くデリケートな箇所では、治療中に針が皮下の毛細血管に触れることで、施術部位に内出血が生じることがあります。
内出血が出ると心配になりますが、通常は数日から2週間ほどで自然に治まります。個人差はありますが腫れは3日程度で治まり、内出血もメイクで隠せる程度です。施術後に注入部位に圧力を掛けたり、注射の跡をこすったり掻いたりすると、内出血がひどくなることがあるので気を付けましょう。

涙袋のヒアルロン酸注入で失敗しないために

ヒアルロン酸注入は、認可を受けた製剤を使用し、経験と技術力のある医師によって行われると、リスクや副作用は少ない施術と言われています。ただし、費用の安さだけでクリニックを選ぶのは危険です。失敗のほとんどは、ヒアルロン酸の量や種類、目元の状態の確認不足など医師の経験や技術不足の場合が多くあります。

信頼できるクリニックを見極める

ヒアルロン酸注入はダウンタイムが少なく、効果を実感しやすいため気軽に受けられる治療ですが、医師の経験と技術力で仕上がりに大きな差がでやすい治療でもあります。料金だけで安易にクリニックを決めると、期待した効果が得られないばかりか、失敗のリスクが高くなってしまう場合があります。
涙袋のヒアルロン酸注入を受ける前に、経験や実績のある美容クリニックを選ぶだけでなく、複数のクリニックでカウンセリングを受けて比較検討し、慎重に医師・クリニックを選ぶようにしましょう。

カウンセリングで医師の説明が丁寧か確認する

クリニックによっては、治療前に医師とのカウンセリングが不十分のため、期待と違う仕上がりになってしまったということがあります。ヒアルロン酸注入を受ける前に、ご自身の目元の状態を医師に確認してもらいながら、ヒアルロン酸の種類や注入箇所、希望する涙袋や、リスク、副作用などを医師と十分に話し合って納得した上で施術を受けるようにしましょう。

涙袋のヒアルロン酸の打ちすぎに気を付ける

ヒアルロン酸注入は繰り返し施術することで持続期間が長くなります。ただしヒアルロン酸を打ち過ぎると、涙袋が膨れすぎたり、ヒアルロン酸が透けて青くなったりするリスクがあります。
また、患者様自身は施術後の変化に見慣れてしまい適正な注入量で満足できなくなると、過剰な注入量を希望するようになると、失敗の原因になる可能性があります。

涙袋のヒアルロン酸注入のまとめ

涙袋のヒアルロン酸注入は安全に行えば美しい目元を作ることができますが、リスクやデメリットもあります。施術前には医師としっかり相談して、ご自分の目元に合った方法や注入量で理想の涙袋と目元を手に入れましょう。

自然な涙袋におススメのコラーゲン注入

当院では自然な涙袋の形成をご希望の方にコラーゲン注入をお勧めしております。アテロコラーゲンは低濃度のコラーゲンで、皮膚の薄い目の下のシワや浅いシワに適しています。特に涙袋を形成する際に、膨らみ過ぎて皮膚が伸びることがありません。またコラーゲンは体内タンパク質との親和性が高いため、仕上がりが自然になり違和感が無いため、バレる心配がありません。

涙袋ヒアルロン酸注入のよくある質問

涙袋のヒアルロン酸はどれくらい持ちますか?

ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されるため、涙袋に注入したヒアルロン酸の種類によって変わりますが、持続期間は数か月から1年ほどです(個人差があります)。

涙袋ヒアルロン酸で目が小さくなる?

ヒアルロン酸を注入して涙袋を作ることで、目が小さくなることはありません。ただし、ヒアルロン酸の注入に失敗すると、左右差が出るなど不自然な見た目になったり、目が小さく見えたりする可能性があります。

涙袋にヒアルロン酸を注入するデメリットは?

ヒアルロン酸注入の後、内出血や腫れ、皮膚が伸びる、左右差が出るなどのリスクがあります。 また、まれに血管閉塞により、皮膚の壊死や失明が起きる場合もあります。

ヒアルロン酸で涙袋を形成したら効果はいつまで続きますか?

注入されたヒアルロン酸の効果は、半年~1年間(個人差あり)の持続期間があります。

涙袋にヒアルロン酸を入れ続けるとどうなりますか?

涙袋にヒアルロン酸を打ち続けると「理想の涙袋を継続できる」「ヒアルロン酸の持続期間が長くなる」等のメリットがあります。また「ヒアルロン酸顔になる」「しこりができる可能性」「皮膚が伸びる」特にヒアルロン酸を辞められなくなる「依存のリスクが高まる」等のデメリットが生じる可能性があります。

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