ヒアルロン酸を打った後にやってはいけないこと

ヒアルロン酸を打った後にやってはいけないこと

ヒアルロン酸は、注入することでしわやたるみの改善や涙袋を作る、鼻を高くする、胸を大きくするなど様々なお悩みを改善できる人気の美容治療です。ヒアルロン酸注入は、ほとんどの場合、ダウンタイムや副作用が少ない施術ですが、トラブルがないわけでありません。今回はヒアルロン酸注入後に控えた方が良いこと、そして効果を長持ちさせるために避けるべき行動などヒアルロン酸注入後の注意事項について解説します。

ヒアルロン酸注入後の注意点とダウンタイム

ヒアルロン酸注入はほとんどダウンタイムがありませんが、体質や治療内容によっては、副作用が起こる場合があります。

注入部位の痛み

注入直後は注入部位に筋肉痛のような痛みを感じることがありますが、これは一時的なもので数時間~数日で治まります。
当院では、注入時に表面麻酔 or神経ブロック麻酔を使用するので、痛みを感じることはありません。

内出血

注射針によって細い血管が切れてしまうと、稀に内出血が起こり紫色のアザになることがありますが、2週間ほどで徐々に消えていきます。皮膚が薄い部位や毛細血管が多い部位は、内出血が起こりやすい傾向にあるため注意が必要です。施術後の2~3日間は、注入部をタオルや氷で冷やすと腫れや内出血を抑えられます。

腫れ

ヒアルロン酸注入後、唇、目の上、額などの部位で一時的な腫れが生じることがあります。この腫れはだいたい数日から1週間ほどで収まります。
施術直後から注入箇所を触れると皮膚が硬く感じられることもありますが、1週間ほどでヒアルロン酸が馴染むと自然と目立たなくなり、皮膚も元の柔らかさになります。

ヒアルロン酸を打った後にやってはいけないこと

ヒアルロン酸注入後は長時間の入浴、飲酒、激しい運動、サウナなどを控えましょう。代謝や血行が活発になると、腫れやむくみ、内出血が起こりやすくいなります。また、マッサージやエステも避けた方が良いでしょう。

ヒアルロン酸注入後は飲酒を控える

飲酒は注意が必要です。特に注入後の24時間はアルコールの摂取を控えることが重要です。アルコールは血行を促進させ、腫れや内出血のリスクを高める可能性があります。ヒアルロン酸の効果を長持ちさせるためには血行を良くすることが大切ですが、施術直後の飲酒は逆効果となることがあります。

激しい運動や長風呂をしない

施術後の数日間は激しい運動を避けましょう。血行が良くなると腫れや内出血、赤味が起こる可能性があります。当日の激しい運動や長風呂、サウナを控えることで、腫れや内出血が悪化するリスクが軽減できます。

注入部位の刺激やマッサージをしない

注入箇所に過度な摩擦やマッサージをしないようにしましょう。注入部位を強くこすったり、マッサージを行ったりすると吸収が早まることがあります。注入後のマッサージは数日間控えたほうが良いでしょう。また強い力で押すとヒアルロン酸が移動し、皮膚表面に凹凸が出て、不自然な結果を引き起こす可能性があります。

日焼けをしない

ヒアルロン酸注入後は、直射日光や紫外線から肌を守るために帽子や日焼け止めを使用し、日焼けを最小限に抑えましょう。

ヒアルロン酸を打った後の腫れを予防するポイント

ヒアルロン酸は皮膚との親和性が高いため、施術後しばらくは水分を吸収して、部位が腫れやむくみを起こすことがあります。このため、施術前にイメージしていたよりも膨らんだ印象を受けて失敗したと感じることもあるかもしれません。しかし、施術後の腫れは通常、数日から1週間ほどで自然に収まります。ヒアルロン酸は肌になじむのに時間がかかるため、焦らずに落ち着いて様子を見ましょう。
もし1週間以上経っても腫れが引かない、違和感が起きたと思う場合は、担当の医師に相談しましょう。

ヒアルロン酸注入の効果を長持ちさせる秘訣

ヒアルロン酸は個人差がありますが、6〜12ヶ月で体内へと吸収されて消失すると言われています。ヒアルロン酸注入の効果を長く持続期間するためにいくつか方法があります。

生活習慣を見直す

ヒアルロン酸が早く減少する原因の一つに、栄養不足や睡眠不足など、生活習慣が乱れるとヒアルロン酸の体内への吸収が早くなります。体内で生成されるヒアルロン酸が減少すると、注入したヒアルロン酸で補うようになります。
生活習慣を見直して、バランスの取れた食事を規則的にとって、しっかり睡眠をとるように心がけしましょう。

注入部位に合った品質の高いヒアルロン酸を注入する

ヒアルロン酸注射で使用される薬剤の種類や品質は幅広くあります。たまヒアルロン酸注入治療は自費診療のため、ヒアルロン酸注射の料金にはクリニックによって大きな差があります。非常にリーズナブルな価格設定のクリニックもあります。極端に低価格なヒアルロン酸の場合、品質の保証が無い、医師の技術が未熟などで効果の持続期間が短くなる可能性や、望んでいたデザインが実現しづらい可能性があります。クリニックを選ぶ際には料金だけでなく、取り扱っている薬剤や医師の経験と専門知識についても確認しましょう。

高い技術を持った医師の施術を受ける

ヒアルロン酸注入の仕上がりの美しさや持続時間の長さは、施術を行う医師の技術によって変わってきます。適切な注入方法や注入量でない場合、効果の持続性や仕上がりにばらつきが生じて、トラブルのリスクも高くなります。
ご自分の悩みや症状、ご希望に合ったヒアルロン酸注入を受けるためには、クリニックのホームページで、医師の実績や経歴を確認しましょう。
またカウンセリングでは、ご自分の希望をしっかり聞いて提案してくれるか、薬剤の知識や施術の知識が豊富で丁寧に説明してくれるかも確認しましょう。

繰り返しヒアルロン酸注入の治療を受ける

ヒアルロン酸注入の効果は、初めて施術を受ける方の場合は比較的早くヒアルロン酸が吸収されるため、効果が持続しにくい傾向があります。一方、継続して施術を受けている方は、繰り返し注入しているためヒアルロン酸の周りにコラーゲンの膜ができ、体内への吸収を抑制するので効果を長持ちさせることができます。
適切な期間を開けて継続的に治療することで効果を長持ちさせることが可能になります。

ヒアルロン酸注入後のトラブルや違和感とその対応方法

ヒアルロン酸注入は、技術の足りない医師の治療や注入量を誤ったりすると、思ったような効果が得られないケースがあります。ヒアルロン酸注入の失敗には、仕上がりが左右非対称になる、表情が不自然になる、注入した後にしこりができる、凸凹になる、仕上がりが気に入らない、違和感が出るなどことがあります。 失敗したと思ったヒアルロン酸は時間が経てば体内に吸収されますが、ヒアルロン酸分解注射(ヒアルロニダーゼ)でヒアルロン酸を溶かすことも可能です。

まとめ

ヒアルロン酸注入後に、マッサージやフェイシャルエステなど、施術部位に過度な刺激を与えるとヒアルロン酸の形や配置に影響が出る可能性があります。生活習慣の乱れや激しい運動や長風呂、サウナは、内出血や腫れ、またヒアルロン酸が早く分解したりする原因になるため気を付けましょう。
ヒアルロン酸注入後は、医師の指示に従うことで理想的な仕上がりを実現できます。
ヒアルロン酸を注入する場合は、信頼できる医師やクリニックを選び、事前に十分なカウンセリングを受けて、症状やお悩みについてしっかり医師と相談することが重要です。

ヒアルロン酸注入後のよくある質問

ヒアルロン酸を打った後、気をつけることを教えてください。

ヒアルロン酸注入後は洗顔や適度な入浴は通常通り行っていただいて問題ありませんが、長時間の入浴、飲酒、激しい運動、サウナなどを控えましょう。代謝や血行が活発になると、腫れやむくみ、内出血が起こりやすくいなります。また、顔へのマッサージやエステも避けた方が良いでしょう。

ヒアルロン酸を入れた後、いつからメイクできますか?

当日からお化粧も可能ですが、注入部位への日焼け止め、リキッドファンデーション、コンシーラーの使用は3時間程お控えください。

ヒアルロン酸を注入した部位は触らない方がいいですか?

ヒアルロン酸を施術直後に注入部位を触ってしまうと、ヒアルロン酸と肌がうまく馴染まず、ヒアルロン酸の形状が変わったり、位置がずれたりすることがあります。施術後の数日間は注入部位を触らないように心がけましょう。 1週間ほどで自然と馴染むようになります。

ヒアルロン酸を注入した後は冷やしても良いでしょうか?

ヒアルロン酸を注入した直後は、腫れや赤みが生じやすいので保冷剤やアイスノンなどで、冷やすのがよいでしょう。冷やすことで、血管が収縮して腫れを抑え、内出血のリスクも軽減できます

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