目尻のシワを消したい!シワができる原因と目尻のシワをなくす方法

目尻のシワを消したい!シワができる原因と目尻のシワをなくす方法

目尻のシワを消したい!シワができる原因と目尻のシワをなくす方法

目尻のシワは「笑いジワ」とも呼ばれ、笑ったときに現れますが、目尻にシワがあると疲れて見えたり、老けて見えたり、多くの人が気にしているお悩みです。

目尻のシワのこんな悩みはありませんか?

笑うと目尻のシワが目立ってしまう

あれ、笑ったときのシワがくっきり…」「写真を見て思ったより老けて見えてがっかりした」「目尻のシワが目立って笑顔を作るのをためらうようになった」と思ったことはありませんか?
目尻のシワは、笑顔を作ったときによく現れるのが特徴です。もともとは笑ったときにだけ一時的にできるシワですが、年齢を重ねるにつれて肌の弾力が失われると、そのシワが元に戻りにくくなり、だんだんと目立つようになります。

メイクをするとシワが際立ってしまう

メイクで隠したつもりが「目尻のシワにファンデーションが入り込んで目立ってしまう」というのも、女性にとって切実な悩みです。
乾燥が強い時期や、保湿が不十分な状態でメイクをすると、粉っぽさや厚塗り感が出て、かえってシワが際立つことがあります。

実際の年齢よりも老けて見られる

目元は、顔の中でも特に年齢が現れやすい場所です。目尻のシワが目立つと、どうしても実年齢より上に見られてしまうことがあります。目尻に細かいシワがあるだけで、「疲れて見える」「機嫌が悪そう」「顔色が暗い」「老けて見える」などといった印象を持たれてしまうこともあります。

しっかり保湿しているのにシワが薄くならない

毎日アイクリームを使っているのに、目尻のシワが改善しない」「丁寧に保湿しているのに、なかなか目尻のシワが薄くならない」と悩む方も多くいらっしゃいます。
目尻のシワの原因は乾燥だけではありません。紫外線や表情のクセ、加齢によるコラーゲン不足、血行不良、生活習慣など、複数の要因が重なってできているため、スキンケアの保湿だけでは限界があることもあります。

自然な笑顔が出せなくなる

シワが気になってくると、無意識のうちに笑うのを我慢したり、表情を抑えるようになる人もいます。「目尻にシワを作りたくない」という気持ちはわかりますが、表情筋を動かさなくなるとかえって筋肉が衰え、シワやたるみが進行することがあります。

目尻にシワができる原因

目尻のシワは老化のサイン

年齢を重ねると、皮膚の中にあるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といったハリや弾力を保つ成分が減少していきます。特に目の周りは皮膚が非常に薄いため、乾燥しやすく、ハリや弾力が低下して、老化のサインとして「シワ」が目立ちやすい場所でもあります。

笑いジワ(表情ジワ)が戻らない

笑ったときや目を細めたときなどの表情の動きによって筋肉が収縮し、目尻に線ができます。若いときは肌に弾力があるためすぐに戻りますが、年齢とともに元に戻りにくくなり、「笑いジワ(表情ジワ)」として残るようになります。
また「無表情の時間が長くなる」など、顔の筋肉をあまり動かさないでいると、表情筋が衰え、皮膚や脂肪を支える筋力が低下し、シワが目立ちやすくなります。

乾燥と間違ったスキンケアで目尻のシワが悪化

目の周りは顔の中でも皮脂腺が少なく、水分保持力も低いため乾燥しやすい部位です。水分が不足すると肌表面に細かいシワが現れやすくなります。さらに、目を擦ったり、クレンジング時に強く落としたり、ゴシゴシと強く擦るような間違ったスキンケアが刺激を与えてしまい、シワが悪化することがあります。

紫外線による光老化でシワが深くなる

肌の老化には、大きく分けて光老化と加齢による老化の2つがあり、紫外線の影響である光老化が約80%を占めています。
紫外線のうちUVAは真皮層まで届く波長を持っており、皮膚の深部にある線維芽細胞を傷つけてコラーゲンやエラスチンを破壊します。長年の紫外線ダメージの蓄積により「光老化」が進行すると、肌のハリが失われてシワが深くなってきます。

血行不良と目の酷使で目尻のシワができる

スマートフォンやパソコンを長時間見続けていると、目を使いすぎて疲れがたまりやすくなります。目のまわりの筋肉が緊張し続けることで血行不良になり、ターンオーバー(新陳代謝)が乱れてきます。ターンオーバーの乱れると、肌のハリが失われやすくなり、目元のシワやたるみが目立つようになります。
また、目を酷使しているとまばたきの回数が減り、眼輪筋が動かない状態が長時間続くと、目のまわりの筋肉(眼輪筋)が衰えてしまうため、シワやたるみの原因になると考えられています。

目尻のシワを予防するセルフケア

目尻のシワを予防するためには、日常の習慣を見直し、目周りに合わせたケアが大切です。

目尻のために保湿を中心にしたスキンケアを毎日続ける

目尻は皮膚が薄くて乾燥しやすい部分のため、水分をしっかり保つようにしましょう。ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどの保湿成分を含んだアイクリームや美容液を使い、やさしく目元に塗布します。摩擦は逆効果になるため、こすらず、押し付けず、指の腹で軽くなじませるのがポイントです。温めた手で目元を包み込むように塗布すると、血行が促されて美容成分の浸透が良くなります。

目元の紫外線対策を意識する

紫外線は真皮層のコラーゲンを破壊して、目尻のシワの大きな原因になります。
日差しの強い日だけでなく、曇りや冬でもUVAは降り注いでいます。年間を通してUVケアを怠らないことが大切です。日焼け止めはSPF30・PA++以上のものを選び、目元にも使用可能なタイプを選ぶようにしましょう。また、日傘・サングラス・帽子などで紫外線を予防することもお勧めです。

目元のマッサージで血行を促進する

目元の血流を良くして、筋肉の緊張を緩めるためには、優しくマッサージを行いましょう。滑りを良くするために、アイクリームやフェイスオイルなどを使って、指の腹でこめかみの辺りを円を描くようにゆっくりとほぐしましょう。力を入れ過ぎたり、マッサージのやり過ぎは肌に負担がかかってしまうため、ソフトなタッチを意識することが大切です。

アイメイクのクレンジング時は摩擦を減らす

目尻の皮膚は薄いため、こすったりゴシゴシ拭き取るような落とし方は、皮膚のダメージとなり、シワの原因になります。メイク落としは目元専用のクレンジングアイテムで、クレンジング剤をしっかりなじませてから、優しく拭き取るようにしましょう。

良質な睡眠と栄養で皮膚の再生を促す

睡眠不足は、目元に現れやすい要因のひとつです。ターンオーバーを促し、肌の修復を助ける成長ホルモンは、入眠後3時間ほど経ったタイミングで最も活発に分泌されるとされています。
睡眠不足だと、成長ホルモンの分泌がうまく行われなくなります。ターンオーバーが乱れると、肌の再生が十分に行われず、目元のシワが残りやすくなる原因につながってしまいます。
また、ビタミンCやE、たんぱく質などの肌の再生を助ける栄養素を、主食・主菜・副菜を組み合わせて、バランスよく摂ることも内側からのケアとして大切です。

生活習慣を整えてシワのない肌へ

喫煙や過度な飲酒、慢性的なストレスは、皮膚の老化を早める要因です。ストレスは皮膚のバリア機能を低下させることが知られており、ホルモンバランスにも悪影響を与えます。
心と体のバランスを整えることも、シワのない肌を保つ欠かせないポイントです。

目尻のシワの改善に美容医療もおすすめ

セルフケアだけで目尻のシワが完全に消えるわけではありません。確実に目尻のシワを解消したい場合は、美容医療で行われる、ボトックス(ボツリヌストキシン)注射やヒアルロン酸注入、ベビーコラーゲン注入がお勧めです。

シワの働きを抑えるボトックス注射

ボトックスは、目尻に注射することで筋肉の働きを抑えてシワを防ぎます。効果は3〜4カ月程度持続し、定期的に続けることで表情ジワができにくい状態を保つことが可能です。量や打つポイントを調整することで、笑ったときに自然に見えるような仕上がりにすることも可能です。

ヒアルロン酸注入で目尻にハリを戻す

ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分で、皮膚の水分保持や弾力の維持に欠かせません。ヒアルロン酸にはコラーゲンやエラスチンが不足している肌に、水分を補いながら弾力を取り戻す作用があります。年齢とともに減少するこの成分を目尻のシワに注入することで、肌にハリと弾力を与え、目尻のシワを改善する効果が期待できます。
ヒアルロン酸のメリットは、施術後すぐに効果を実感しやすく、ダウンタイムが短い点にあります。

ベビーコラーゲン注入で目尻のシワを目立たなくする

ベビーコラーゲンは、I型とIII型のヒト由来コラーゲンを配合した製剤で、赤ちゃんの肌に多く含まれるIII型コラーゲンを豊富に含むコラーゲン製剤です。
ベビーコラーゲンは粘度が低くなめらかで、皮膚によく馴染むため、注入後も自然な見た目を保ちやすくなります。笑ったときにできる細かいシワや浅い目尻のシワを目立たなくする効果が期待できます。他の製剤と比べるとアレルギーの心配が少ないのも安心です。

目尻のシワ治療で公開しないために

目尻のシワに注入する製剤や医師の技術力、知識不足によって、仕上がりが不自然になったり、しこりになるリスクがあります。
注入治療は手軽にできる治療ですが、注入する部位の見極めや製剤の選定、適切な量の調整には、解剖学に関する深い知識としっかりした経験、そして注入する技術が欠かせません。さらに、仕上がりの自然さを左右するデザイン力や、患者様の希望を的確に汲み取る力も大事な要素となります。
そのため、症例実績が多く信頼のおける医師を選ぶことが大切です。施術を受ける前には、費用やダウンタイム、副作用やリスク、メリットについて、医師と納得できるまで相談し、慎重に医師、クリニックを選ぶようにしましょう。

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1952年(昭和27年)12月29日、長野県木曽福島町に生まれる。1967年(昭和42年)4月に長野県上田高等学校へ入学、高校在学中の1970年(昭和45年)8月から1971年(昭和46年)7月までアメリカ合衆国マサチューセッツ州ミルトン・アカデミー高校へ留学、同年7月に卒業した。1972年(昭和47年)3月に上田高等学校を卒業後、同年4月に東京大学理科三類へ進学。東京大学では医学を専攻し、1979年(昭和54年)3月に東京大学医学部医学科を卒業。

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