プロファイロストラクチュラとヒアルロン酸は何が違う?

プロファイロストラクチュラとヒアルロン酸は何が違う?

プロファイロストラクチュラとヒアルロン酸は何が違う?

プロファイロストラクチュラと従来のヒアルロン酸注入は、どちらもヒアルロン酸を使用する美容医療の注入治療ですが、目的やアプローチする層、仕上がりに違いがあります。
ヒアルロン酸注入は、必要な部分にボリュームを補いながら、顔全体の立体感や輪郭、バランスを整える治療です。プロファイロストラクチュラは主に浅い脂肪層へ注入し、加齢によって減少した脂肪組織の再構築を促すことで、頬のコケや中顔面のボリュームロス、たるみなどを自然に整えることを目指します。
同じヒアルロン酸を使用する治療でも、得意とする悩みやアプローチ方法は異なります。ここではプロファイロストラクチュラとヒアルロン酸注入の違いや、それぞれの特徴、選び方について解説します。

プロファイロストラクチュラとは

プロファイロストラクチュラは、プロファイロシリーズから登場したヒアルロン酸製剤です。従来のプロファイロが肌質を全体的に整える治療であるのに対し、プロファイロストラクチュラは、浅い脂肪層へ注入して脂肪組織の再構築を促し、自然なボリューム改善やリフトアップを目指します。頬のコケやこめかみの凹み、加齢による脂肪の減少や下垂によって生じるたるみ、ボリュームロスが気になる人にお勧めの治療です。

プロファイロは皮膚全体へ働きかけるヒアルロン酸注射

プロファイロは、高分子と低分子のヒアルロン酸を組み合わせた注入製剤です。IBSA社独自のNAHYCO®技術によって安定化されており、化学的な架橋剤を使用していないことが特徴です。プロファイロは真皮層へ注入して皮膚の再構築を促し、肌全体のハリやツヤ、弾力、小じわなどの改善を目指す効果が期待できます。顔の数か所に注入すると皮膚の中で広がり、肌細胞に働きかけながら、肌の土台となるコラーゲンやエラスチンの生成を促します。
顔立ちを大きく変えるのではなく、肌全体をなめらかに整え、ハリやツヤのある若々しい印象を目指せることが特徴です。乾燥やハリ不足、小じわが気になる人や、自然なエイジングケアを取り入れたい人にお勧めの治療です。

プロファイロストラクチュラは顔の脂肪組織にアプローチする注入治療

ストラクチュラの正式な製品名は、プロファイロ®ストラクチュラです。プロファイロストラクチュラは、高分子と低分子のヒアルロン酸を組み合わせた製剤です。2mLあたり合計90mgのヒアルロン酸が配合されており、低分子ヒアルロン酸45mg、高分子ヒアルロン酸45mgで構成されています。通常のプロファイロは2mLに64mgであるため、ヒアルロン酸の含有量にも違いがあります。
プロファイロが皮膚を中心にアプローチするのに対し、ストラクチュラは主に顔の脂肪層にアプローチします。顔の脂肪は、年齢とともに全体的に減少したり、下方へ移動したり、部位によって付き方に偏りが出たりすることがあります。さらに、筋肉や骨格の変化も重なることで、頬のこけやフェイスラインのもたつき、ほうれい線などが目立ちやすくなります。プロファイロストラクチュラは、こめかみの凹みやたるみ、頬のコケ、中顔面の脂肪減少などにアプローチし、顔全体の土台を整えることを目指します。
プロファイロ ストラクチュラの効果として、リフトアップが紹介されることがあります。ただし、糸リフトのように組織を物理的に持ち上げる治療とは仕組みが違います。ストラクチュラによって脂肪組織の状態が整うことで、フェイスラインが引き締まったような印象につながることが期待できます。大きく形を変えるのではなく、その人が持つ顔立ちを生かしながら自然な変化を目指す点が、プロファイロストラクチュラの特徴です。

プロファイロストラクチュラと従来のヒアルロン酸注入との違い

プロファイロストラクチュラと従来のヒアルロン酸注入は、どちらもヒアルロン酸を使用する注入治療ですが、治療の目的や注入する層、仕上がりに違いがあります。

ヒアルロン酸注入の特徴

ヒアルロン酸注入はシワや凹みを目立ちにくくしたり、頬にボリュームを補ったりするだけでなく、顔全体の立体感や輪郭、バランスを整えるために行われる治療です。鼻や顎、唇などの形を整える場合も、ひとつの部位だけを見るのではなく、顔全体との調和を考えながら注入します。
製剤には硬さや弾力の異なるさまざまな種類があり、注入する部位や深さ、目的に合わせて使い分けます。頬やこめかみのボリュームを補って立体感を整えたり、鼻や顎、唇などの形を調整したりするなど、顔全体を見ながら必要な部分へ注入できることが特徴です。また、注入したヒアルロン酸そのものがボリュームとなるため、施術後から見た目の変化を確認しやすく、希望する仕上がりに合わせて細かく調整しやすい点も特徴です。

プロファイロストラクチュラの特徴

プロファイロストラクチュラは浅い脂肪層へ注入し、加齢によって減少した脂肪組織の再構築を促すことを目的とした治療です。頬のコケや中顔面のボリュームロス、顔の凹み、脂肪の減少によるたるみなどにアプローチします。
高分子と低分子のヒアルロン酸を組み合わせた製剤で、IBSA社独自のNAHYCO®技術により、2種類のヒアルロン酸を熱処理によって結合しています。化学的な架橋剤を使用していないことも特徴です。
施術では、浅い脂肪層へ注入し、製剤が周囲の組織になじみながら広がる性質を利用します。「頬がこけて老けた印象になった」「中顔面が痩せてきた」「脂肪の減少によってたるみが目立ってきた」といった場合に脂肪組織の状態にアプローチすることで、顔全体のバランスを保ちながら、、自然で若々しい印象を目指す治療です。

ヒアルロン酸注入とプロファイロストラクチュラでは仕上がりが違う

ヒアルロン酸注入は、必要な部分にヒアルロン酸を注入してボリュームを補い、顔の立体感や形を調整する治療です。注入する部位や目的に合わせて製剤を選び、顔全体のバランスを調整できることに加え、施術後から変化を確認しやすいことも特徴です。
プロファイロストラクチュラは、特定の場所に形を作るのではなく、脂肪組織の再構築をサポートしながら顔全体を自然に整えることを目指します。頬のコケや顔全体のボリュームロスを自然に改善したい場合や、顔立ちを大きく変えずに若々しい印象を目指したい場合におすすめです。
また、治療後の変化の現れ方にも違いがあります。従来のヒアルロン酸は、注入した製剤そのものがボリュームとなるため、施術直後から変化を感じやすい治療です。対してプロファイロストラクチュラは、脂肪組織の状態を整えていくことを目的としているため、徐々に自然な変化が現れることが特徴です。臨床報告では、施術後6か月まで経過を追跡し、改善が維持されたと報告されています。
参考文献:Profhilo Structuraに関する臨床報告(PubMed PMID: 37623069)

プロファイロストラクチュラとヒアルロン酸注入を選ぶポイント

プロファイロストラクチュラと従来のヒアルロン酸注入は、得意とする悩みや仕上がりが異なります。どちらを選ぶかは、「ボリュームを足して形を整えたいのか」「顔全体を自然に整えたいのか」を基準に考えると良いでしょう。

ヒアルロン酸注入を選ぶポイント

ヒアルロン酸注入は、頬やこめかみ、目元などに必要なボリュームを補ったり、鼻や顎、唇などの形を調整したりしながら、顔全体の立体感やバランスを整えたい場合に向いています。製剤の種類や注入する位置、量を細かく調整できるため、一人ひとりの顔立ちに合わせた仕上がりを目指せることが特徴です。
ヒアルロン酸そのもののボリュームを利用するため、ほうれい線や目の下の凹みを目立ちにくくしたい、頬のボリュームを補いたい、鼻を高くしたい、顎の形を整えたいなどの悩みにおすすめです。
注入する位置や量を調整しやすいため、「この部分の凹みを改善したい」「ここに高さを出したい」「ここのボリュームがほしい」など、改善したい場所がはっきりしている場合にも選びやすい治療です。また、注入した直後から変化を確認しやすいため、比較的早く見た目の変化を感じたい人に向いています。

プロファイロストラクチュラを選ぶポイント

プロファイロストラクチュラは、頬のコケや中顔面のボリュームロス、こめかみの凹み、脂肪の減少によるたるみなどが気になる場合に向いています。
加齢によって変化した脂肪層にアプローチし、脂肪組織の状態を整えながら、自然なボリューム改善を目指す効果が期待できます。製剤がやわらかく周囲になじみながら広がるため、注入した部分に凹凸が出にくく、自然な仕上がりを目指しやすいことも特徴です。
脂肪が減少した部分の土台を整えることで、頬や中顔面のボリュームを自然に補い、顔全体をなめらかな印象へ整える効果も期待できます。顔立ちを大きく変えるのではなく、全体のバランスを保ちながら、自然で若々しい印象を目指したい人におすすめです。

プロファイロストラクチュラで失敗しないために

プロファイロストラクチュラは、注入する位置や深さ、量によって仕上がりが変わるため、顔の解剖学的な知識や注入治療の経験がある医師を選ぶことが大切です。頬のコケや中顔面のボリュームロス、たるみの状態は一人ひとり異なるため、顔全体のバランスを見ながら適した注入部位を判断する必要があります。
自然な変化を目指す治療だからこそ、施術前のカウンセリングで「どこが気になるのか」「どの程度の変化を希望しているのか」を医師にしっかり伝えることも重要です。症例写真も確認し、プロファイロストラクチュラの特徴や期待できる効果だけでなく、副作用やダウンタイムについても十分な説明を受け、納得したうえで施術を受けるか判断しましょう。
ヒアルロン酸注入、プロファイロ、プロファイロストラクチュラは、いずれも効果の現れ方や持続期間に個人差があります。皮膚や脂肪の状態、年齢、生活習慣などによっても変化するため、医師の診察を受けたうえで、自分に合った治療を選ぶことが大切です。

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1952年(昭和27年)12月29日、長野県木曽福島町に生まれる。1967年(昭和42年)4月に長野県上田高等学校へ入学、高校在学中の1970年(昭和45年)8月から1971年(昭和46年)7月までアメリカ合衆国マサチューセッツ州ミルトン・アカデミー高校へ留学、同年7月に卒業した。1972年(昭和47年)3月に上田高等学校を卒業後、同年4月に東京大学理科三類へ進学。東京大学では医学を専攻し、1979年(昭和54年)3月に東京大学医学部医学科を卒業。

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